ポポッコ考察
ポポッコ、つまり「しんかのきせき」持ちのポポッコの考察。
ワタッコと比べてどのような運用ができるか、実用性はあるのか。


ポポッコの利点として考えられるのは「やどりぎでの吸収が最大HPに対して多い」のと、
「耐久が持ち物無しワタより高い」というところか。

まず、ハメ型(ねむやどみが型)について考察するが、
ずぶといで努力値をB=D、残りHPと振った場合
ワタッコは努力値「H28 B252 D228」で実値「H154 B=D134 S130」、
ポポッコは努力値「H44 B252 D212」で実値「H136 B=D112 S100」。
耐久力は全振り無補正ガブリアスのエッジが
ワタに対して66.2%〜79.2%だがポポは60.2%〜72%で、見ての通りワタより耐久が高い
また、ポポッコはようりょくそが発動していないと遅すぎて実用性が無いことから、ひでり環境下前提での考察となる。

素早さ考察
上記振りのワタのSは130、ポポは100でありこれが葉緑素で二倍になると
ワタはスカーフ106組抜き、ポポは最速130組タイとなる。
ポポのSが無振りワタと同じになるには236振る必要があり、この場合
H4 B156 D112 S236 となり、持ち物の無いワタの耐久を下回る。
以上より少なくともSを振り過ぎるとポポッコの価値がほとんどなくなると言える。
ワタと同じ耐久には約B212,D164必要で132余る。
この場合S実値は117となり、スカーフ90組と同速。


たべのこし持ちワタッコの存在
ワタは食べ残しで毎ターン9回復する。
ワタとポポの最大HP差は20前後で、みがわりに必要なHP差は5前後となる。
ポポの利点はやどりぎ回復が最大HPに対して大きいので
みがわりに必要なHPの確保がワタより早いことにあるが、
食べ残しワタと比べると回復率が低いことがわかる。
食べ残しは相手が交代したターンも有効な利点もある。
このことからポポッコの利点の「吸収が多い」は間違いである

最後に残ったポポッコの利点としては、
Sをある程度捨てた代わりにワタよりも高い耐久を得ることができることである。
これはみがわりを張ってない時相手から食らうダメージが下がり、
一撃で倒される場面が減るという効果がある。
注意したいのは、一撃のダメージにワタとポポで
6%以上の差が出ない限り食べ残しワタの方がターン毎耐久が高いこと。

ちなみにパーティで食べ残しを既に別のポケモンが持ってしまっている時に
食べ残しワタの代わりに輝石ポポ、という道もある。


次にサポート型だが、ここまでの考察通り「強力な攻撃に対する耐久が高い」という利点がある。
がしかしワタも半減実を持つことによって似たような能力を持つことができる。
また、にほんばれを使わせるにすればあついいわが持てず、リフレクターにひかりのねんども使えず、
レンズが無いからねむりごなも当たりにくく、食べ残しが持てないため半減に対する受け出し性能も下がるという
「持ち物固定」によって「サポート範囲が狭まる」ことがかなりのネック。


また最後に今更ながらポポッコのデメリットとして、
「持ち物がバレバレ」「持ち物を失うと途端に弱い」というのもあることに注意。


まとめ
ポポッコの実用価値は皆無ではないがかなり厳しい。
明確な仮想敵を設定して、その攻撃が「ワタッコは耐えられないがポポッコは耐える」というシチュエーションが必要。
まあ、エルフでなくワタを愛で使える程度のトレーナーなら愛を持ってポポッコを使えるのではないだろうか。

「明確な仮想敵」についてはとりあえず保留としておきます。
実用価値のある仮想状況を募集しているので思いついた人は掲示板にGOなんだよ!

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