実際に育ててみよう 〜「育てる」編〜

基礎ポイントを割り振ろう。

さあ!
どんな個体値のポケモンが手に入りましたか?
私は「ひらいしん、おくびょう、HP31、攻撃18、防御30、特攻31、特防31、素早さ31」!
めざめるパワーは「こおり」だし、もうバッチリだよ!
オレは「あついしぼう、いじっぱり、HP28、攻撃31、防御31、特攻13、特防31、素早さ21」だ。
特性が「ちからもち」じゃないから、後で「とくせいカプセル」を使おうかと思う。
まあ、200BPなんて持ってないし、これからバトルハウス通いだがな・・・
ふむ、ではここで努力値計画を見直していきましょう。
ハルカさんは「特攻252、素早さ252、攻撃6」と言っていましたが、
ゲットした個体は攻撃個体値が偶数だったので、実は攻撃努力値6ではステータスが上がらず損です。
これに関しては昔話で話した通りですが、まあ、細かい点なので気にしなくてもいいかもしれません。
攻撃に振り分けないとなると、HPに振り分けると前も言ったように8の倍数になってよろしくない、
防御個体値も偶数なので努力値6では上がらないので・・・
特防に6振るしかないですね。「特攻252、素早さ252、特防6」が修正版です。

ユウキさんの方は、「HP252、攻撃252、素早さ6」の予定でしたが、
このままですと最終的なHPステータスが奇数になってしまい、「はらだいこ」「オボンのみ」で困ります。
偶数にするには・・・HP努力値は240ですね。
努力値240〜247の間ならHPステータスは偶数(204)になりますが、240で十分なので。
で、その余った分を素早さに振り分けて素早さ18・・・いや、12で十分か。
更に余った分を防御か特防に振り分けますが、「ダウンロード」対策で特防に振っときましょうか。
「HP240、攻撃252、素早さ12、特防6」が修正版ですね。
結構ややこしくなったな。
努力値1じゃステータス1上がらないからややこしくなるんだな。
で、ミツルのガルーラはどう修正するんだ?
僕は「HP31、攻撃31、防御31、特攻0、特防31、素早さ31」をゲットしたので予定通りです。
そもそもの努力値振り分けの目的自体が理想的な個体値ありきだったので。

ではユウキさんの方が努力値がややこしいので、そちらを先に稼ぎに行きましょう。

おくりびやま

ここで「あまいかおり」を使うことで「群れバトル」になります。
ここでの群れは確実に「カゲボウズ5匹」なので、攻撃努力値を稼ぐのに向いています。
まずはマリルにポケルス状態になってもらって・・・ で、
「がくしゅうそうち」をオンにして、控えのマリルに「パワーリスト」を持たせて、
カゲボウズ5匹を同時に倒せば、1回の戦闘で攻撃努力値が50稼げます。
よって「群れバトル」を5回とちょっと行うだけでもう攻撃努力値はMAXです。
ここホウエンではこのような方法が最も効率が良いと言われていますが、
地方や時代によって方法は変わってくるでしょうから、調べてみてくださいね。
たったの6回でいいのか!?
楽勝じゃねえか!
で、次にHP240ですが、このままこの場所で少しやりましょう。
カゲボウズ5匹を、マリルに「パワーウェイト」を持たせて倒すことで、
既にMAXである攻撃努力値は入らず、「パワーウェイト」の効果でHP40だけが稼げます。
それが終わったら次は移動しますよ。

カナシダトンネル

ここでの群れバトルは「ゴニョニョ5匹」です。
「パワーウェイト」を持たせれば1回の戦闘でHP努力値50が稼げます。
さっきの40と合わせて、4回ゴニョニョとの群れバトルをこなせばHP240も達成ですね。
よしっ!残りは素早さ12、特防6か。
これは「きょうせいギプス」を持たせてジグザグマを3匹倒せば1×2×2×3=12でOKだな?
で、特防は「きょうせいギプス」を持たせてチルットを1匹、
何も持たせずにチルットをもう1匹倒せばちょうど6になるな。
その通りです。
では次はハルカさんの努力値稼ぎに―――――


さあ、二人とも努力値は稼ぎ終わりましたね。
もう努力値の心配はいらないので、いろんなトレーナーや野生ポケモンと戦ってレベルを上げましょう!
ユウキさんはタマゴ技を忘れさせてしまわないよう、気を付けてください。
ハルカさんはレベルを上げる前にライチュウに進化させてしまうと
「ほっぺすりすり」を覚えられないので注意してください。
レベルを最低50まで上げ終わったらわざマシンも使って技を揃えて、進化させて、終わりです。
ま、待ってくれ!
タマゴ技には気を付けてたんだが、「じゃれつく」を忘れさせちまったみたいだ!
どうすればいい!?
「技を思い出させる人」に頼むと良いでしょう。
ホウエンですと、ハジツゲタウンにいますね。「ハートのウロコ」一つと引き換えになりますが。
タマゴ技も思い出させてもらえる場合もありますが、
タマゴ技は条件によっては不可能なので忘れさせないに越したことはないですね。
ライチュウに「ほっぺすりすり」は思い出させることができないので要注意です。
やったー育て終わったよ!
ステータス計算機」でレベル50のときのステータスが予定通りだったし、努力値も合ってるみたい!
オレも育て終わったぞ!
さあミツル早速勝負だ!
手塩にかけて育てたポケモンでバトルする、醍醐味ですね!
楽しませてくださいよ!


「教えてミツルさん 標準編」終わり
今回語り切れなかった要素や、バージョンによる違い、細かい仕様などが山ほどあります。
また、「努力値」を除いて俗語等はなるべく避けて書きました。
が、おおまかなものは掴めるように書いたつもりですし、
最低限「調べ方がわかる」程度の知識をつけることができたかと思います。
ここから先は自分でどんどん調べていくことが必要になります。
筆者は「対人戦においては当たり前すぎて、調べてもわざわざ書かれていないこと」があったり、
「おおまかな流れがわかってない状態で『3値』なんて聞いても意義が理解できない」ために
「全く知識が無い」状態から「初心者」になることが難しいと感じていました。
実は筆者はこのシリーズは「初心者のためのガイド」ではなく、
「初心者になりたい人のためのガイド」というつもりで書いていました。
これからも実戦したり、もっと調べたりしてより強いポケモントレーナーになってほしいと思います。
なお、筆者はその例えで言うと「ペーパードライバー」にあたります・・・(こうなってはほしくない)

以下ミツルさんに関するぼやき (クリックで展開/収納)
世間では「ミツルを廃人化させるな、キャラ崩壊だ」などと言われていますが。
ポケモンバトルに勝敗がある以上、勝とうとすることは自然で、勝つためには強くなろうとすることが自然です。
今回「持ち物を持たせる」等のレベルから所謂「3値」のレベルまで扱いました。
3値は数値こそ公式には明かされていませんがその示唆はゲーム中で繰り返しされています。
強くなろうと、対人戦をやり込もうとすれば自然と行きつきます。
このやり込みを「廃人」と揶揄する根拠は「純粋でない」だそうですが、
対戦で勝とうとすることを純粋でないと言われてしまえば、なにがなにやらわかりません。
通信対戦機能の全否定でしょうか。

ミツルは原作RS当初から「強くなりたい」という志を持ち、成長するキャラでした。
よく槍玉に挙げられる「あいつ」発言も、気のおけない友人に対して呼ぶ「あいつ」という意味だと思えます。
「詰んだ」という発言は日本人にはお馴染みのボードゲーム「将棋」の用語で何も特別な物ではありません。
「抜かれる」については確かに多少スラングじみており、「競い合える仲間」と合わせてメタな部分なのは事実ですね。
タマゴを大量に抱えてランニング、選びに選びに選び抜く、調整、一から育て直し、パーティが変更される…
これらも別にミツルのキャラとして不適切ではないですし、いきすぎたメタである
「ポケモンをモノやデジタルデータとして見る」という致命的な部分には触れられていません。
以上からORASでのミツルはメタでこそあれ、
悪意があったと考えるのは早計であると同時にキャラ崩壊も起こしていないというのが私の意見です。
また、最初のラルトスと最後のエルレイドが別個体だという話はゲーム上の仕様で仕方のないものだったのだと思い、
ミツルは最初のラルトスをずっと使っているという願いを込めて
「教えてミツルさん」のミツルはそのような設定で書きました。

というかキャラ薄かったのは確かだけどマグマアクアだんの面々の方がキャラ崩壊してるんだよなあ(私はリメイク後の方が好き)

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