さてと。ではユウキさんの方を見ていきましょう。
まずは「アクアジェット」「はらだいこ」をマリルに遺伝させましょう。
これら二つは「タマゴ技」と呼ばれ、親のポケモンがこの技を持っていた際に
タマゴから生まれたポケモンが持っている技です。
マリルはレベルを上げてもこれらの技は覚えないので注意してください。
高個体値のポケモンだけどタマゴ技のことを忘れてた〜、なんて話が尽きませんので・・・

※もちろん筆者も忘れたことが何度もあります

なるほど。
じゃあまずは「はらだいこ」を覚えたカビゴン♂とマリル♀を・・・

おっとっと。カビゴンとマリルを育て屋に預けてもタマゴは発見されませんよ。
どうも、預けるポケモン同士の仲が良くないとタマゴが見つからないそうなのです。
仲が良くなるかどうかは、「タマゴグループ」というものが同じであれば良い、と知られています。
同じタマゴグループで「アクアジェット「はらだいこ」を覚えるポケモンを探してください。

ええっと、マリルリは「すいちゅう１」「ようせい」グループか。
じゃあ、「アクアジェット」はアメタマ、「はらだいこ」はニョロモが覚えるな。
じゃあまずは「アクアジェットを覚えたアメタマ♂」と、「マリル♀」を育て屋に預けて、
「アクアジェットを覚えたマリル♀」をゲット！

その調子です。
次の手順は昔はできなかったんですが、最近可能になった手順なので注意してください。
昔は♂のポケモンの覚えている技しか遺伝しなかったので。(XY以降♀も可能になった)

次は「はらだいこを覚えたニョロモ♂」と「アクアジェットを覚えたマリル♀」を
育て屋に預けて、「アクアジェットとはらだいこを覚えたマリル♀」をゲット！
(※最後は♂でも♀でも構わない)

では次にいきましょう。
ここで新しい情報なのですが、個体値は親から子へ一部が遺伝します。
(※6個の能力から3個がランダムに選ばれ、それぞれ♂と♀の2通りからランダムに選ばれて遺伝する)
そのため、高い個体値のポケモンをゲットしたらそれを親にして、
更に高い個体値のポケモンをゲットして、更にそれを親にして・・・ということを繰り返します。
で、ハルカさんには僕の高個体値のポケモンを親としてお貸ししようと思っているんですが・・・
ユウキさんはどうします？

ハルカは甘ちゃんだな！
オレはライバルの手を借りるようなことはしないぜ、自分で捕まえてやる！！

では、高個体値のポケモンを捕まえるコツをお教えしましょう。
普通に草むらに潜るのではなく、少し特別な方法で出会ったポケモンは個体値が高い傾向があります。
例えば、ガサガサと草むらに隠れているのが見えるポケモンに忍び足で近づいたり・・・
少し調べてみると色々な方法が見つかると思います。
闇雲にたくさん捕まえて探すよりは遥かに高効率です。

ふんふんなるほど。
じゃあ「キノコのほうし」「みねうち」を持たせたキノガッサを連れて・・・

あ、ちょっと待ってください。特性「シンクロ」を使用しましょう。
性格「いじっぱり」のマリルが最終的な目標なので、
「いじっぱり」の「シンクロ」のポケモンを先頭にすれば
「いじっぱり」のマリルが出現しやすくなります。50%の確率ですが。

よーし、たくさん捕まえてくるぜ！

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「攻撃個体値31のマリル♂」、「防御個体値31のマリル♀」、
「特防個体値31のマリル♀」をゲットしたぞ！
「ジャッジ」の人に確かめてもらったから確かだ！
全部性格も「いじっぱり」！

ではまずは先ほどの「アクアジェットとはらだいこを覚えたマリル♀」と、
「攻撃個体値31のマリル♂」を育て屋に預けましょう。
このとき、「攻撃個体値31のマリル♂」に「パワーリスト」を持たせると、
本来ランダムのはずの個体値遺伝ですが、「持たせた親の攻撃個体値」が確実に遺伝します。
つまり、今回の場合はタマゴから生まれるマリルは全て「攻撃個体値31」になります。
このとき、他に遺伝する能力は残り5つの内からランダムに2個になります。

「アクアジェットとはらだいこを覚えた攻撃個体値31のマリル♂」をゲットしたぞ！
次はこいつと「防御個体値31のマリル♀」を育て屋に預けるんだな？

そうですね。このとき、♂の方には「パワーリスト」、♀の方には「かわらずのいし」を持たせましょう。
本来遺伝しないはずの性格ですが、
「かわらずのいし」を持たせると、持たせたポケモンの性格が確実に遺伝するようになります。
ちなみにこのあたりの、何をすると何が遺伝する等は時代や地方によって異なっているので、
必要に応じて調べておく必要があるので注意してください。

これで「タマゴ技を覚えていじっぱり、攻撃個体値31、防御個体値31のマリル♂」が・・・
なかなかゲットできないぞ！
どうなってるんだミツル！

仕方ありませんよ。「タマゴ技」と「性格」と「攻撃個体値」は確実に遺伝しますが、
「防御個体値」は確実に遺伝させることができません。

===========ここから少しだけ中学〜高校レベルの数学========
そもそも「遺伝する能力が防御である確率」が
(防御が選ばれる場合の数)/(能力の全ての選ばれ方の場合の数) =(4C1)/ (5C2)=2/5
更に「防御の遺伝元として♀の方が選ばれる確率」が1/2。
更に「♂が生まれる確率」が1/2。
これらは独立事象なので全てが同時に起きる確率は積をとって1/10。
==========================ここまで=======================

1/10の確率でしか目的のマリルは生まれませんので。
5個や10個タマゴを孵した程度ではゲットできなくても無理はありませんね。

ぬぐぐ・・・こんなに大変なのか・・・

いや、別にいいですよ、個体値なんてある程度妥協しても。
1だか2だかのステータスの差が大きく響くのは素早さぐらいです。
嫌になってきちゃいましたら性格さえ目的の性格ならもうそれでもいいと思いますよ。
マリルリは「ちからもち」の関係上、攻撃個体値は他の個体値に比べて重めに効いてきますが、
それは既に個体値31をゲットできているわけですし。
もうユウキさんは十分頑張りましたし―――――――

いいや！今までのオレじゃダメなんだ！
オレはもっと強くなるんだー！！

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あの後「タマゴ技を覚えていじっぱり、攻撃個体値31、防御個体値31のマリル♂」をゲットしたから
こいつにパワーリストを持たせて、「特防個体値31のマリル♀」にかわらずのいしを持たせて、
この二匹を育て屋に預けることで
「タマゴ技、いじっぱり、攻撃防御特防個体値31のマリル♀」をゲットしたぞ！

素晴らしいですよユウキさん！
HP、素早さの個体値はどうですか！？
「個体値計算機」などで調べると数学がわからなくてもなんとか求められますので試してみてください。

HPが2~3、素早さが7~8・・・

じゃあこの「攻撃防御特防個体値31のマリル♀」にパワーリスト、
「攻撃防御個体値31のマリル♂」にかわらずのいしを持たせて育て屋に預ければいいわけだな！
「攻撃、防御、特防が全部遺伝した上でHP、素早さが偶然それなりに高ければ良い」んだ！

これは長引きそうだ・・・
じゃあ、僕はそろそろハルカさんの方を見に行きますね。

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あっ、ミツル君！ユウキ君の方はもういいのかな？
私の方はまず「ひらいしん」のピカチュウが見つからなくて・・・

ああ申し訳ない、「ひらいしん」は隠れ特性なので普通には手に入りませんね。
ホウエンで手に入れようと思うと、サファリゾーンの草むらで忍び足になりますね。
あれを繰り返していると、いずれ隠れ特性が出現するようになります。

うひー、そうだったんだ・・・
おこづかいが・・・

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やっとゲットしたよ〜。「隠れ特性のピカチュウ♂」。
すごい達成感だよ・・・

よく頑張りましたね。
しかし♂でしたか。基本的に隠れ特性は♀からしか遺伝しないんですよね。
「隠れ特性のピカチュウ♂」と「メタモン」を育て屋に預けると隠れ特性のピチューが生まれるので、
ここで「隠れ特性のピチュー♀」をゲットして、親にするためにピカチュウに進化させましょう。

へえ、メタモンだけはちょっと特別なんだね？
・・・と、いうわけで「隠れ特性のピカチュウ♀」、用意できたよ！

では、僕の「おくびょう、個体値HP31、攻撃8、防御30、特攻31、特防31、素早さ31のイーブイ♂」を
お貸ししましょう。こいつを親にすればすぐに高個体値のピチューが生まれますよ。

う、うわー・・・
こんな子借りていいのかな・・・

ここで「イーブイ♂」には「かわらずのいし」、「ピカチュウ♀」には「あかいいと」を持たせましょう。
「あかいいと」はどちらかに持たせると「遺伝する能力が3つから5つに増える」効果です。
「パワーリスト」等とは併用できませんが、親が圧倒的な高個体値ならば有効になります。
これで「ピカチュウ♀」の方を、
「イーブイ♂から遺伝した能力の数が増えるごと」に新しい親に交代していきます。
「HPが遺伝したからそれを新しい親に」、「HPに加えて特攻と特防も遺伝したから新しい親に」と。
こうすることで「元々イーブイ♂が持っていた個体値の内5つ」が
「ピカチュウ」に遺伝する確率が上がっていきます。

ミツル君のイーブイの個体値をほとんど全部遺伝させちゃうんだね！
攻撃だけは低いから、攻撃は遺伝しなくてもいいわけかな。
HP、防御、特攻、特防、素早さが遺伝すればそこでオッケーかな？

いえ、最後に「めざめるパワー」があります。
めざめるパワーのタイプは(現在は)個体値の偶奇のみによって決まります。
タイプ「こおり」を狙うので、このイーブイを親にした場合、
「HP、防御、特攻、特防、素早さが遺伝」かつ「攻撃個体値が偶数」である必要があります。
僕のイーブイのHP個体値が30だったら攻撃個体値は偶数でも奇数でもよかったんですが、
生憎そこまで理想的なポケモンが見つかりませんでした。申し訳ありません。
なお、めざめるパワーのタイプと個体値の関係について詳しくは
「めざめるパワー　タイプ」等で調べてみてください。

むむ、なるほど・・・でもミツル君のおかげで案外楽チンかも！
このイーブイさ、めざめるパワー「こおり」向きの個体なんだよね？

そうですね、こいつは僕が
「HP31、攻撃0、防御30、特攻31、特防31、素早さ31のサンダース」を育てようと思った際に
生まれてきた個体です。

攻撃0・・・？
は意味があるの？

「イカサマ」のダメージや「こんらん」のダメージを減らす目的ですね。
そこまでやると本当に大変なので、最初は気にしなくていいですよ。

では、僕も自分のガルーラを厳選してきます。ハルカさんも頑張ってください。
3人とも満足できる個体値のポケモンがゲットできたら、次は育成に進みましょう。